マイホームの購入時にかかる頭金とは?相場と注意点を解説

不動産購入

藤本 尚士

筆者 藤本 尚士

不動産キャリア5年

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マイホームの購入時にかかる頭金とは?相場と注意点を解説

マイホームを購入する場合は、頭金を払うことが一般的です。
住宅ローンを組んで購入する場合でも、頭金は自己資金から現金で用意する必要があるため、前もって予算に含めておくことが大切です。
そこで今回は、マイホームの購入時にかかる頭金とはなにか、相場と注意点について解説します。

マイホームの購入時にかかる頭金とは?

マイホームの購入時にかかる頭金とは?

マイホーム購入時に用意しておく必要のある予算のひとつが頭金です。
ここでは、頭金とはなにか、頭金はいつ払うのか、頭金を払うメリットに分けて解説します。

頭金とはなにか

頭金とは、住宅の総価格のうち、初めに自己資金から現金で支払う費用のことです。
物件価格の一部を頭金で支払い、残りは住宅ローンの返済の形で毎月支払っていくことが一般的です。
頭金と手付金は似ていますが、意味合いに違いがあります。
手付金は契約成立を証明する代金で、手付金の放棄により買主都合の契約解除が可能です。
手付金は頭金とは性質が異なりますが、物件価格の残代金の支払いが始まった時点で、手付金を頭金にスライドさせる契約方式もあります。

頭金はいつ払うのか

マイホームの頭金は、売買契約から引き渡しまでの間に払うのが一般的です。
物件の総費用を支払う自己資金がなくても住宅ローンにより賄えますが、頭金は現金で用意する必要がある点に注意が必要です。
マイホームの購入時には頭金の他に、以下の費用もかかります。

●住宅ローン手数料
●登記費用
●不動産取得税
●仲介手数料


あらかじめ十分な自己資金を用意していないと、各種手続き時に予算不足となる可能性があるため注意しましょう。

頭金を払うメリット

近年では、頭金ゼロでマイホームを購入するケースがあります。
しかし、頭金を払ってから住宅ローンの返済を始めることにも一定のメリットがあります。
頭金は物件の総費用から差し引かれるため、頭金を払うとローンの返済総額が少なくなる点はメリットです。
また、頭金を払ったうえで毎月の返済額を増やせば、返済期間を短くすることも可能です。
住宅ローンの返済総額が少なくなり、返済期間も短くなれば、その分の金利が抑えられます。
そのため、頭金を払う場合と払わない場合では、最終的な費用総額に大きな差が生まれます。
マイホームを購入する計画がある場合は早い段階から自己資金を準備し、できるだけ多くの頭金を支払うと、ローンの負担の軽減が可能です。

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マイホームの購入時にかかる頭金の相場

マイホームの購入時にかかる頭金の相場

マイホームの購入時には、頭金にいくらかかるかをあらかじめ把握しておく必要があります。
ここでは、頭金の相場はいくらか、頭金の比率の相場、頭金ゼロの場合の住宅ローン返済額について解説します。

頭金の相場はいくらか

一般的に支払われている頭金の相場を知っておくと、必要な資金を準備する参考になります。
住宅タイプ別の頭金の相場は、以下のとおりです。

●注文住宅:699万円
●建売住宅:294万5,000円
●中古一戸建て:219万7,000円
●新築マンション:1,188万7,000円
●中古マンション:529万9,000円


住宅のタイプにもよりますが、500万円~1,000万円程度が頭金の相場といえるでしょう。

頭金の比率の相場

住宅価格に対する頭金の比率について見てみましょう。
2019年、首都圏で新築マンションを購入した方のデータによると、もっとも多いのは住宅価格のうち5%を頭金として支払っているケースで、全体の24.7%を占めています。
その次に多いのが、10~20%未満で16.4%、3番目に多いのが5~10%未満で13.6%です。
現在は低金利が続いており、住宅ローンの返済負担が低くなっていることも頭金の比率が低下している背景として挙げられます。
低価格な住宅を購入する方ほど、頭金の比率が低くなる傾向が見られます。

頭金ゼロの場合の住宅ローン返済額

近年では頭金ゼロでもマイホーム購入が可能な住宅ローンプランが提供されています。
頭金ゼロでマイホームを購入すると初期費用の負担は軽減されますが、ローン返済額が増える点には注意が必要です。
4,000万円の住宅を購入すると仮定して返済額を試算してみましょう。
住宅価格の2割にあたる800万円の頭金を用意した場合は、残代金は3,200万円です。
金利1.4%、35年返済で3,200万円を返済する場合、毎月の返済額は9万6,419円で、35年の返済額と頭金を足すと総支払額は約4,850万円になります。
一方、同様の金利、返済額で4,000万円を返済する場合は毎月の返済額が12万523円で、総支払額は約5,062万円です。
毎月の返済額が2万円程度、総支払額は200万円程度高くなる計算となります。
自己資金に余裕がない場合やマイホームの購入のタイミングを逃したくない場合は、頭金ゼロを選択するのもひとつの手です。
しかし、住宅ローンの長期的な返済も視野に入れつつ慎重に決定することが大切でしょう。

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マイホームの頭金の注意点

マイホームの頭金の注意点

マイホームの頭金の額は任意で決められる場合がありますが、長期的な資金計画に関わる事柄のため、慎重に検討する必要があります。
ここでは、マイホームの購入時に発生する頭金を支払う場合の注意点を3つ解説します。

注意点①他の諸費用を用意する

マイホームの購入時に現金払いが必要となるのは、頭金だけではありません。
各種税金や不動産会社に払う仲介手数料などの費用も発生しますが、これらの諸費用は住宅ローンの借入額には含まれないことが一般的です。
頭金は住宅費用の一部であるのに対し、諸費用は別途必要となる費用です。
マイホーム購入にかかる総費用をあらかじめ整理しておかないと、思わぬところで資金不足が起こるおそれがあるため注意しましょう。
諸費用は住宅価格の3~10%が相場のため、頭金と合わせて20~30%程度の資金を用意しておくと良いとされています。

注意点②貯金を使い果たさないようにする

頭金を多く払うと、住宅ローン返済の負担が軽減されるとはいえ、払い過ぎには注意が必要です。
頭金をどれくらい払うかは、今後起こり得るライフイベントも視野に入れたうえで決めましょう。
結婚や出産、病気などの出来事では、まとまった資金が必要となります。
頭金の支払いで貯金を使い果たしてしまっていると、予期せぬライフイベントが起きた場合に必要な資金が用意できなくなります。
また、貯金がない状態は普段の生活資金を圧迫し、精神的なストレスの原因ともなるでしょう。
頭金の額は、ライフイベントに必要な資金や緊急時の予備資金を残しても支払い可能な額を設定することがおすすめです。

注意点③将来の金利変動を予期する

現在の低金利が続くことを前提に、住宅ローン返済ができると見込んで頭金を少なく設定する方がいます。
しかし、将来的な変動の可能性がある変動金利を選択すると、後に返済不能に陥るリスクがあるため注意が必要です。
金利は世界情勢の影響を受けやすいため、現状の低金利がずっと続くとは限りません。
金利の上昇リスクに不安がある場合は、頭金を多めに払い、返済期間中は金利が変わらない固定金利を選択すると安定した返済ができます。

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まとめ

マイホームの購入時にかかる頭金とは、住宅の総価格のうち、初めに自己資金から現金で支払う費用のことです。
住宅のタイプにもよりますが、500万円~1,000万円程度が頭金の相場です。
頭金の額を決める場合は、他の諸費用の資金も用意することや貯金を使い果たさないようにすることなどに注意しましょう。

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