不動産売却の必要書類は?契約前後の準備内容についても解説

不動産売却

不動産売却の必要書類は?契約前後の準備内容についても解説

不動産を売却する際には、手続きの段階ごとに準備すべき書類が異なるため、事前の確認が欠かせません。
必要書類をあらかじめ把握しておけば、書類不備による手続きの遅れを防ぎ、スムーズに売却を進めることができます。
とくに、契約締結前・契約時・決済時には、それぞれ異なる書類が求められるため、段階ごとの整理が重要です。
この記事では、不動産売却に必要な各種書類の内容や取得方法について解説いたします。

不動産売却前に必要な書類と取得方法

不動産売却前に必要な書類と取得方法

不動産の売却を検討する際、事前に必要な書類を整えておくことは、スムーズな取引を進めるために欠かせません。
とくに、間取り図や測量図、建築確認済証・検査済証、過去の売買契約書などは、買主の信頼を得る上でも重要な役割を果たします。
以下では、それぞれの書類の取得方法や注意点について詳しく解説いたします。

間取り図・測量図の準備と取得方法について

間取り図は、設計図書や販売パンフレットに含まれている場合が多く、まずは手元の資料を確認します。
また、PDFを仲介会社へ即時共有すれば、広告掲載までが早まります。
なお、資料が見当たらないときは、デベロッパーや施工会社に問い合わせるとコピーを入手できることもあるでしょう。
最近は、図面をPDF化して無料で再送してくれる企業も増えており、オンラインで受け取ると管理が簡単です。
測量図には、現況測量図、地積測量図、確定測量図の三種類があり、それぞれ建物の現状、登記面積、公的な境界確定を示します。
地積測量図は、法務局で取得でき、オンライン請求も可能です。
現況測量図と確定測量図は、土地家屋調査士へ依頼して作成します。
さらに、現況測量は十万円前後、確定測量は隣地立会いを含むため二十万円以上かかるのが一般的です。

建築確認済証・検査済証の確認

建築確認済証は着工前、検査済証は完工後に交付され、いずれも建物が法令に適合している証拠です。
紛失時も、市区町村の建築指導課で確認台帳記載事項証明書や建築計画概要書を取得できます。
また、確認台帳記載事項証明書は、一部自治体で即日電子取得が可能です。
これらの有無は、住宅ローン審査に影響する場合があるため、売却前に必ず確認が必要です。
さらに、証明書の交付には、数百円の手数料と身分証明書が求められるため、窓口へ行く前に必要書類をチェックしておきましょう。
なお、書類が整っていれば、買主が購入後に増改築を検討する際の行政手続きもスムーズになります。

売買契約書など過去の取引関連書類の用意

過去の売買契約書は、取得費の証明や譲渡所得税の計算に必須です。
そのため、電子署名付きPDFで保管すると、税務申告にも転用しやすくなります。
紛失している場合は、当時の不動産会社に問い合わせると、保管コピーを受け取れることがあります。
なお、入手できないときは覚書の締結などで代替しますが、印紙税がかかるため原本の確認が望ましいです。
また、契約書が手元にあれば、買主が物件履歴を把握しやすくなり、交渉が円滑に進む傾向があります。

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不動産売却の契約締結時に必要な書類と取得方法

不動産売却の契約締結時に必要な書類と取得方法

不動産の売却を進める際、契約締結時に必要な書類を事前に整えておくことは、取引を円滑に進めるために非常重要です。
とくに、権利証や登記識別情報通知、建築確認済証などの建物関連書類、そして本人確認書類や印鑑証明書は、契約の信頼性を確保するために欠かせません。
以下では、それぞれの書類の確認方法や取得手続きについて詳しく解説いたします。

権利証または登記識別情報通知の確認

所有権を証明する書類は、登記済権利証(2005年以前)、または登記識別情報通知(12桁の符号)のいずれかです。
紛失時も登記自体は可能ですが、司法書士による本人確認情報作成が必要となり費用が増えるため、原本の確認が欠かせません。
また、瑕疵対応の交渉でも権利証の提示が早期解決に役立ちます。
さらに、本人確認情報には、顔写真付き身分証や住民票など複数の補助書類が必要で、作成費用は数万円が目安です。
なお、再発行はできないため、金庫や貸金庫など、保管場所をもう一度確認しましょう。

建築確認済証など建物関連書類の再確認

建築確認済証と検査済証は建物の適法性を示す根拠であり、買主の住宅ローン手続きで提出を求められることがあります。
木造戸建では、増改築履歴の資料を添付すると説得力が高まります。
なお、提示できない場合は、融資対象外になる可能性があるので、事前に所在を確認してください。
また、原本が手元になくても、建築指導課で取得した確認台帳記載事項証明書が代替資料として認められるケースがあります。
さらに、取得には窓口交付のほか郵送申請やオンライン予約を受け付けている自治体もあるため、忙しい方でも手配しやすいです。

本人確認書類と印鑑証明書の準備

本人確認には、顔写真付きの公的身分証が必要です。
また、印鑑証明書は発行後3か月以内のものを用意し、未登録の場合は事前に印鑑登録を済ませておきましょう。
eKYC対応の金融機関を選べば、来店不要で本人確認が完了します。
さらに、マイナンバーカードを持っていれば、コンビニ交付サービスで印鑑証明書を取得できる自治体も増えています。
なお、住民票や戸籍附票を追加で求められる場合もあるため、金融機関の案内を事前に確認しましょう。

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不動産売却の決済時に必要な書類と取得方法について

不動産売却の決済時に必要な書類と取得方法について

不動産の売却において、決済時には多くの重要な書類が必要となります。
これらの書類を事前に準備しておくことで、取引を円滑に進めることができるでしょう。
以下では、決済時に必要な主要な書類とその取得方法について詳しく解説いたします。

固定資産評価証明書の取得方法

固定資産評価証明書は、市区町村の資産税課で申請し、手数料は1通300~400円です。
申請書は、窓口または自治体ホームページで入手でき、物件の所在地や地番を正確に記載します。
また、代理人が申請する場合は、委任状が必要になるため、事前にフォーマットを確認しましょう。
さらに、取得した評価額は登記だけでなく、売却価格の妥当性を説明する根拠資料としても利用できます。
なお、固定資産評価額は、買主ローンの審査資料としても使われます。

登記関連書類(登記原因証明情報など)の準備

所有権移転の根拠を示す登記原因証明情報は、司法書士が作成するケースが一般的です。
そのため、クラウド型登記システムで修正履歴を共有すると誤記防止に有効です。
なお、署名押印が必要となるため、決済当日までに内容を確認しておきましょう。
また、売買契約書と齟齬がないかをチェックしておくと、登記申請時の補正を防げます。
記載ミスがあると登記完了が遅れるため、前日までに司法書士へドラフトを送付して確認を受けると安心です。

司法書士や金融機関とのやり取りで必要な書類の確認

決済日には、本人確認書類・印鑑証明書・固定資産評価証明書などを司法書士や金融機関へ提示します。
また、登記識別情報通知を紛失している場合は、本人確認情報で補完できるものの、余計な費用と時間を防ぐため事前確認が必須です。
なお、オンライン決済では、事前に署名箇所を共有すると当日の手続きが短縮します。
さらに、住宅ローン完済に伴う抵当権抹消書類など、金融機関が準備する書類の受領漏れがないかもチェックしましょう。

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まとめ

不動産売却では、各段階で必要な書類が異なり、事前に準備を怠るとスケジュール全体に支障をきたす恐れがあります。
スムーズな取引を実現するには、必要書類の種類と取得手順を早めに確認し、計画的に対応することが重要です。
契約締結前・締結時・決済時といったタイミングごとの書類の違いを把握し、余裕をもって準備を整えましょう。

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新日本不動産株式会社

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■事業
・不動産売却(仲介 / 買取)
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