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土地売却前の埋設物調査方法は?空き地や古家付き土地の安全な売り方を解説

不動産売却

藤本 理紗子

筆者 藤本 理紗子

熊本市の不動産売買専門の会社です。新築1戸建(1軒家)、土地建物の売買など売買に関してはぜひご相談ください。




空き地や古家付き土地の売却を考えたとき、多くの方がつい見落としてしまうのが地中に眠る埋設物の存在です。



建物の基礎や古い浄化槽、井戸、不要になった配管やガラなどが残ったまま売却すると、契約後に思わぬトラブルや追加費用が発生する可能性があります。



しかし、事前に土地の状態を把握し、適切な調査方法と手順を知っておけば、こうしたリスクは大きく減らせます。


この記事の執筆者

このブログの担当者
藤本 理紗子

◇保有資格:簿記

◇座右の銘:前進 やればできる 努力するから成功するとは限らない が、成功するものはすべからく努力している。

難しい不動産の話も、どこよりも分かりやすく笑顔でサポート!税理士母体の強みと他士業との連携で、どんなお悩みもワンストップで解決します。あなたの大切な街の相談役として、全力で寄り添います!


この記事では、土地売却前に確認しておきたい埋設物の基礎知識から、具体的な調査方法、見つかった場合の対応や費用の考え方まで、実務に役立つポイントを分かりやすく整理して解説します。



売却をスムーズかつ安全に進めたい方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。



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空き地・古家付き土地と地中埋設物の基礎知識

土地の売却を検討する際には、目に見えない地中埋設物の有無を意識しておくことが大切です。



地中埋設物とは、建物の基礎やコンクリートガラ、井戸跡、浄化槽、古い配管、貯蔵タンク、農薬など、本来は撤去されていることが望ましい地中の構造物や廃材などを指します。


国土交通省も、売却や賃貸の前に敷地の埋設物を含めた状況確認を行うよう注意喚起しており、地盤や土壌とあわせて重要な確認項目とされています。


表面からは分からないため、放置すると後のトラブルにつながるおそれがあります。


空き地や古家付き土地では、過去に建物が建っていたり、長期間にわたり増改築や設備更新が繰り返されてきた結果、基礎の一部や杭、古い浄化槽、不要となった配管などが残存していることがあります。


また、以前の利用履歴によっては、農薬や燃料タンクなど、環境面に注意が必要な埋設物が含まれている場合もあります。


環境省が公表している埋設農薬の調査マニュアルでも、過去の利用状況を踏まえて埋設の可能性を慎重に検討する姿勢が示されており、土地の履歴と埋設物リスクは密接な関係があります。


見た目がきれいな更地であっても、地中に何もないとは限らない点が特徴的です。

土地売却前に地中埋設物の有無や内容を把握していない場合、契約後に買主が建物の建築工事を行う段階で、想定外のコンクリートガラや古い基礎、タンク類が発見されることがあります。


判例や専門家の解説では、建物の建築に支障が出る程度の埋設物が存在し、通常予測される範囲を超える撤去工事が必要となる場合には、契約不適合責任として売主側の責任が問題となることが指摘されています。


撤去費用の負担や工期の遅延、売買代金の減額請求など、金銭面とスケジュール面の双方で紛争に発展するおそれがあるため、売却前からリスクの全体像を把握しておくことが重要です。


特に空き地や古家付き土地では、過去の利用状況が複雑な場合も多く、慎重な対応が求められます。

区分 代表的な地中埋設物 主なリスク
構造物由来 建物基礎・杭・コンクリートガラ 建築工事の支障・撤去費用増加
設備由来 浄化槽・井戸・古い配管 陥没や漏水・衛生面の不安
環境負荷由来 農薬・燃料タンク等の埋設物 土壌汚染リスク・対策費用発生




土地売却前にできる地中埋設物の調査方法と手順

まずは、売主自身で行える基本的な確認から始めることが大切です。


具体的には、土地の表面に沈下や陥没、コンクリート片など不自然な跡がないかを目視で確認します。


あわせて、古い建物の建築確認申請図、給排水設備図面、過去の工事記録などを手元の資料から探し、基礎や配管の位置を推測します。


さらに、市区町村役所や法務局で建築確認台帳、上下水道台帳、航空写真などを閲覧し、過去にどのような建物や設備があったのかを把握しておくと、地中埋設物の可能性を整理しやすくなります。


より精度の高い確認が必要な場合には、専門業者による非破壊調査や試掘調査を検討します。


例えば、環境省のマニュアルでは、電磁波を用いた物理探査により地中の状態を把握し、その結果に基づいて必要な箇所を試掘する手順が示されており、埋設物の位置や範囲を段階的に絞り込む考え方が用いられています。


また、国立環境研究所や国土交通省の資料では、電磁探査や地中レーダー探査が、地下の比抵抗や誘電率の変化から埋設物の存在を推定する方法として紹介されており、配管類や廃棄物等の有無を面的に把握する際に活用されています。


これらの調査は、事前に目的と範囲を明確にし、結果を図面や報告書として残しておくことで、後の売買契約時の説明資料としても役立ちます。


一方で、すべての土地で同じレベルの調査を行う必要はなく、状況に応じて過不足のない範囲を見極めることが重要です。



たとえば、過去に大規模な建物や工場が存在していた履歴がある土地や、登記簿や古い航空写真から埋め立て・造成の跡が読み取れる土地では、地中埋設物が存在する可能性が高いため、非破壊調査と試掘調査を組み合わせて確認することが望ましいとされています。



これに対して、簡易な建物しか建っていなかった土地や、造成履歴が明確で地中に構造物が残りにくいと判断できる土地では、現地確認と役所調査、図面確認を丁寧に行ったうえで、必要に応じて局所的な試掘にとどめるという考え方もあります。



いずれの場合も、売却予定価格や利用予定、過去利用の内容を踏まえて、調査にかける費用と得られる安心感のバランスを検討しながら、適切な調査範囲を決めていくことが大切です。

確認段階 主な内容 実施の目安
基礎的な自己確認 現地目視・図面整理 全ての土地で実施
役所・資料調査 台帳・航空写真確認 過去利用を把握
専門的な探査・試掘 物理探査と試掘調査 リスク高い土地






地中埋設物が見つかった場合の対応と費用の考え方

地中埋設物が見つかった場合は、まず種類と範囲を把握し、撤去の必要性を整理することが重要です。
建物基礎やコンクリートガラなど、建築に直接支障となるものは撤去の対象となることが多いです。



一方で、既存の埋設配管など機能を維持する必要がある設備は、残置しつつ保護する方法も検討されます。


このように、全部撤去・部分撤去・現状有姿での引渡しなど、工事範囲と売却条件を合わせて検討することが求められます。

撤去費用は、埋設物の種類や量、地中の深さ、搬出距離などにより大きく変動します。


解体業者や専門業者の情報によると、一般的な住宅規模の試掘調査だけでも数万円から十数万円程度かかる目安が示されています。


また、コンクリート基礎やガラの撤去は、重機の使用時間や運搬費、処分費が加わるため、同じ面積でも費用差が生じます。
そのため、見積もりの際には、撤去対象の範囲、運搬先、処分方法を具体的に確認し、追加費用が発生する条件も含めて書面で整理しておくことが大切です。


地中埋設物は、売買後に発見された場合、契約不適合責任の対象となることがあります。


特に、建物建築を目的とした土地売買では、建築に支障となる埋設物が残っていると、買主から是正や損害賠償を求められる可能性があります。


そのため、売主としては、把握している埋設物の有無や内容を契約前に告知し、必要に応じて契約書で責任範囲や免責の取扱いを明確にしておくことが重要です。


あわせて、調査結果や過去の工事内容を資料として残し、将来の説明根拠とすることで、不要な紛争を防ぎやすくなります。

項目 確認すべき内容 ポイント
撤去工事範囲 全部撤去か部分撤去か 建築計画との整合
撤去費用見積もり 対象物の種類と数量 追加費用条件の明記
契約上の取扱い 告知内容と責任範囲 契約不適合責任の整理





空き地や古家付き土地を安全・有利に売却するための実務ポイント

空き地や古家付き土地を安全に売却するためには、地中埋設物だけでなく、境界や土地履歴など複数の事項を総合的に確認することが重要です。



国土交通省は、売却や賃貸の前に建物や土地の状況を調査し、利用上の制約を把握することを推奨しており、空き家を含む不動産でも同様の考え方が当てはまります。


とくに測量や境界確認を行っておくと、隣地とのトラブルや後日の補償問題を防ぎやすくなります。
さらに、土地の利用履歴や過去の工事状況を整理しておくことで、埋設物リスクの有無や程度をより具体的に説明しやすくなります。

売却前の準備としては、登記事項証明書や公図、建物図面、地積測量図など、所有不動産の基本資料を揃えることが出発点となります。
これに加えて、過去の造成工事や配管工事の記録、地盤調査報告書、建築確認関連の書類などがあれば、埋設物や土壌の状況を検討する材料になります。


環境省や農林水産省は、埋設農薬や地下埋設物に関する調査マニュアルを公表しており、調査結果の整理や記録保存の重要性を強調しています。


こうした考えを踏まえ、売主として入手できる資料を事前に洗い出し、漏れのないチェックリストを作成しておくと安心です。

価格設定や売却条件を決める際には、地中埋設物リスクをどのように織り込むかを冷静に検討する必要があります。


久屋総合法律事務所などが解説する不動産取引の実務では、土壌汚染や埋設物の有無が契約不適合責任の有無や範囲に大きく影響しうるとされています。


そのため、調査を行った場合は結果を整理し、撤去済みか、残置したままか、買主負担とするのかといった条件を、売買契約書において明確にしておくことが望ましいです。


必要に応じて、調査結果や土地履歴に基づき、売却価格を調整したり、免責条項や特約の検討を行ったりすることで、トラブルの可能性を抑えつつ、納得感のある取引を目指せます。

確認項目 主な内容 売主側の準備
境界・測量状況 現況境界、地積、越境有無 測量図面の有無確認
土地・建物の履歴 造成経緯、解体や工事履歴 工事記録や図面の整理
埋設物・土壌リスク 試掘や調査の実施状況 調査結果と写真の保管


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まとめ

土地の売却前に地中埋設物を調査しておくことは、後々のトラブルを防ぎ、安全に取引を進めるうえでとても重要です。
現地確認や役所調査など売主ご自身でできることに加え、必要に応じて専門的な調査を行うことで、リスクと費用の見通しが明確になります。
また、契約不適合責任や告知義務といった法律面を理解し、測量や土地履歴の確認も合わせて行うことで、安心して売却条件を検討できます。
当社では、空き地や古家付き土地の売却に伴う調査や進め方について、個別の状況に合わせて丁寧にアドバイスいたします。
「うちの土地はどうすればいいのか知りたい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。

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藤本 理紗子

◇保有資格:簿記

◇座右の銘:前進 やればできる 努力するから成功するとは限らない が、成功するものはすべからく努力している。

難しい不動産の話も、どこよりも分かりやすく笑顔でサポート!税理士母体の強みと他士業との連携で、どんなお悩みもワンストップで解決します。あなたの大切な街の相談役として、全力で寄り添います!

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