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空き家バンクのメリットやデメリットは?登録前に知っておきたい注意点も解説

不動産売却

藤本 尚士

筆者 藤本 尚士

不動産キャリア5年

長い付き合いをしたいので、その場しのぎはしません。相続税など税金対策や、節税の仕方などは、プロです。不動産収益物件の売買もぜひお任せください。熊本市の不動産売買専門の新日本不動産株式会社へまずはご相談ください。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます(*^^*)/


皆さま、「空き家バンク」はご存じでしょうか?

「空き家バンク」は、空き家をお持ちの方にとって効率的に家を活用できる新しい選択肢として注目されています。


しかし、「そもそも空き家バンクとは?」「登録にはどんな手続きが必要?」と疑問に感じていませんか?この記事では、空き家バンクに家を登録する方法と、そのメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。


登録の流れから、知っておくべき注意点まで、初めての方にもご理解いただける内容です。これから空き家の活用を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。



空き家バンクとは

空き家バンクとは、自治体が運営する空き家の情報提供制度で、空き家の所有者と利用希望者(購入・賃貸希望者)をつなぐマッチングサービスです。もともとは地方の人口減少や高齢化に伴い増加する空き家問題の解決を目的として創設されました。自治体が主体で運営しており、営利を目的としないため安心して利用できます(以下の表もご参照ください)。

項目内容
運営主体市区町村など自治体
目的空き家の利活用、地域の定住促進・環境保全
対象地域内でおおむね1年以上居住されていない所有者明確な住宅等

具体的には、まず所有者が自治体窓口へ登録を申し込み、書類審査や現地調査が行われた後、登録が承認されると自治体のウェブサイトなどを通じて情報が公開されます。登録の対象となる物件には、所在が該当自治体内であること、おおむね1年以上人が住んでおらず、今後使う予定がないこと、所有権が明確であること、法令違反がないことなどの条件があります。また、すでに民間の不動産会社に媒介依頼している物件は原則として登録できません。

この制度はもともと各自治体が個別に運営していましたが、2017年以降には国や民間事業者による「全国版空き家・空き地バンク」も開始され、参加自治体も増加しています。

空き家バンクに家を登録する流れ

ここでは、空き家バンクにご自宅を登録する際の一般的な流れをご紹介いたします。どの自治体でも対応は多少異なりますが、多くに共通する流れとして整理しております。

ステップ 主な内容 ポイント
1. 事前相談・申し出 自治体の担当窓口(都市整備課・まちづくり課など)へ問い合わせ、登録条件の確認を行います 登録可否や必要書類について事前に確認することでスムーズに進められます
2. 書類提出 空き家バンク登録申込書や登録カード、所有権確認書類、本人確認書類、納税証明書などを提出します 自治体により提出書類は異なりますが、所有者確認と法令適合の確認は共通です
3. 現地調査 自治体職員および場合によっては宅建業者による物件の現地調査を行います 物件の状態や法令遵守の状況を確認するため、現地調査が不可欠です
4. 登録・情報公開 登録が認められた物件は自治体のウェブサイトなどで公開されます 自治体によっては期限(例:2年)付きで登録されることがあります
5. マッチング支援・契約 利用希望者とマッチングされ、交渉や契約へと進みます(仲介業者の活用も可能) 自治体は紹介・調整を行いますが、契約手続きは所有者ご自身または仲介業者が行います

以上のような流れで進めることで、自らの不動産を積極的に活用できます。自治体ごとに必要書類の形式やプロセスの詳細が異なるため、まずはお住まいの自治体の窓口にお問い合わせいただくことをおすすめいたします。




空き家バンクに登録するメリット

空き家バンクに登録する際の大きなメリットは、まず「無料で登録できる」という点です。通常の不動産取引では仲介手数料などが発生しますが、空き家バンクは市区町村が運営しており、掲載や登録に費用がかかりません。そのため、営利目的ではない安心感もあります。

次に、資産価値が低い物件であっても掲載できる点が挙げられます。一般的な不動産業者では扱いにくい古民家や築年の古い住宅でも、自治体の空き家バンクであれば掲載が認められるケースが多く、多様なニーズに対応できます。

さらに、登録により補助金や助成金、税制優遇などの支援を受けられる可能性があります。自治体によっては、リフォーム費用や家財処分、引越し費用の一部まで補助する制度を整備しており、条件を満たせば莫大な費用負担を軽減できます。例えば、ある自治体では取得費や改修費の補助が最大100万円、別の自治体では引越し費用の負担も一部支援する制度があります。

こうしたメリットを整理した表を以下にご紹介します。

メリット概要影響
無料で登録可能 自治体運営のため掲載や仲介に費用がかからない コストを抑えて気軽に活用できる
資産価値に関係なく掲載 築年などで価値が低くても登録が可能 幅広い物件を紹介できる
補助金・助成金の対象 改修・引越し・処分などで支援が受けられる 自己負担を大幅に軽減できる

空き家バンクに登録する際のデメリットと注意点

空き家バンクに登録する際には、所有者自身が理解しておくべきデメリットや注意点がいくつかあります。以下に主な3点を、わかりやすく整理しました。

注意点内容対策のポイント
認知度が低く、成約まで時間がかかる 空き家バンクの認知度は低く、マッチングや成約までの期間が長期化しやすい傾向があります(全国の空き家数に対し、成約件数は1%未満) 自治体の過去の成約実績や担当窓口に問い合わせて、登録前に運用状況を確認すると安心です。
交渉・契約などを所有者が自分で行う必要がある 基本的に売買・賃貸の交渉や契約は所有者と利用希望者間で直接進められます。不備や認識の違いによるトラブルのリスクも伴います。 可能であれば宅地建物取引士など専門家のアドバイスを受けながら進めましょう。
修繕やトラブル対応などの費用や責任は自己負担 契約後のトラブル対応や修繕費は基本的に所有者が負担し、自治体や運営団体による補償やサポートは限定的です。 事前に設備や構造の状態を把握し、交渉時に修繕の範囲や費用の負担について明確にしておくことが重要です。

特に「認知度が低く成約まで時間がかかる」という点は、多くの自治体で共通する課題です。例えば令和6年4月末時点で、空き家バンク経由の成約件数は全国の空き家数の1%未満という統計があります 。また、交渉や契約を所有者自身が行う必要があり、トラブル対応も自主対応となる点も注意すべきポイントです。

そのため、空き家バンクの利用を検討する際は、自治体のサポート内容や担当窓口の対応状況を事前に確認し、必要があれば宅建士など専門家の協力を得ることが大切です。これにより、安心して登録手続きを進めやすくなります。

まとめ

空き家バンクは、自治体が運営する制度で、空き家所有者と利用希望者をつなぐ仕組みです。登録手続きは比較的簡単で、現地調査や各種書類の提出が求められます。メリットとして、無料登録や自治体による支援が受けられる点がありますが、売却や賃貸までに時間がかかることや、手続き・トラブル対応を自分で行う必要があることがデメリットです。これらを理解したうえでご自身に合った活用方法を考えてみてください。

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この記事の執筆者

このブログの担当者
藤本尚士

◇熊本市中央区在住 業界歴20年

◇保有資格:税理士・行政書士・宅地建物取引士・税務調査士®・FP2級・相続相談士・不動産投資・運用アドバイザー®


宅地建物業者で税理士は全国探しても私の知る限りいません。探せばいるかもですが…。

金融知識・融資には絶対の自信があります。税理士なので、事業主や経営者の経営相談・給与所得者の税金や借入の相談に乗れる方はいないはずです。


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